映画「Pearl」を観た。
「X」の前日譚で殺人老婆パールの若い頃を描いた物語となっている。過去に何があって殺人鬼となったのか?過去に何があって今もなおエロ老婆なのか?(笑)「X」が面白設定だけあって続編は気になっていたから観れて嬉しいわ。
今回の内容もパールはぶっ飛んでた。池のワニを飼い馴らすわ、案山子とエロ行為はするわ、気に入らないことがあれば殺めるわで若い頃からヤバかったんやな。片田舎の農場で母から厳しく抑圧されて育てられていたがゆえに、思い通りにならない自由にできない反発心が攻撃的なパールを形成していったということやね。農場を出たいけど出られない、母に認められたいけど認めてくれない、嫉妬と憎悪にもまれもがきながら生きているパールが目に焼き付いた。恐いけど悲しくもあったな。
撮影も昔の映画っぽく仕上げていて好感が持てた。オーディションの場面もミュージカルっぽくなってたりしてシーンにメリハリがあり且つうまくパールの内面を表現できていたと思う。エンドクレジットの涙を流しながらの笑顔のシーンが強烈で今回の話を物語ってるわ。「こうするしかなかったの、ハワード、、、」【星4つ】。